Couvent des Carmes d'Avon

 

 

広い庭から少し緑蔭の中に入っていく。

納屋のような、東屋のような(兼用?)がある。

少し中をのぞいてみると、

今は使われていない雰囲気だったが

卓球台が置かれていた。

修道士たちが使っていたのだろうか。

腕まくりをして、裾をからげて……。

想像するとなにやら楽しい。

片隅に置かれた聖母子像。

なかなか美しいものだが、よく見ると、

幼きイエスの左手がもげていた。

 

グラジオラスやダリアといった

夏の花が捧げられている。

納屋には農作業に使う鍬や荷車が

無造作に置かれていた。

天水桶いっぱい溜まっていて、

その上にまだ青々とした落ち葉が浮かんでいる。

こういう風景がなんともいえず心を慰めてくれる。

梢でヤマバトが羽根を休めている。

この日はほんとうに天候に恵まれて

程よい陽射しがとても気持ちがいい一日だった。

 

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