Couvent des Carmes d'Avon

 

パリから南へ30マイル(メートルに換算すると?)。

フォンテーヌブロウの森が広がる。

…というと、なにやらみやびな感じがするけれど、

どうしてなかなかワイルドな森で、

見た感じは富士の樹海と変わらない。

そんなこんなで、

開け放した窓から入ってくる風を浴びながら

40分ほどでフォンテーヌブロウ=アヴォン駅に到着。

そこからはタクシー。

ちょうど一台とまっていてすぐに行動できた。

 

思いのほかアップダウンのある街の

細い道をくねくねと走ったあげくに到着。

「カルメル会霊性センター」。

男子カルメル会の修道院の経営する施設で、

信徒の黙想や研修のために使用されているが、

もともとは「幼きイエスの聖テレーズ校」という

寄宿学校だった。

ここで故ルイ・マル監督が学び、体験したことは、

映画『さよなら子供たち』という作品で描かれている。

 

イエスのジャック神父 (リュシアン・ビュネル)
 1900─1945

1900年1月29日、ノルマンディの労働者階級の家庭に生まれる。

1925年、ルーアンの教区司祭として叙階される。

6年後、跣足カルメル会に入会、「イエスのジャック」の名を受ける。

男子の小学校の創立者・校長として、アヴォンに赴任する。

ナチの占領時代、レジスタンス運動に加わり、

1944年、ユダヤ人少年を学校にかくまったことで逮捕され、

ついに、1945年6月2日、オーストリア、グーゼンの強制収容所
(音が鳴り出すのでご注意ください)で
虐待の末に亡くなった。

 

=関連サイト=

http://www.ushmm.org/bunel/bunel.htm

あてがわれた部屋。

古いけれどよく手入れの行き届いた部屋だった。

壁に掛けられた小さな十字架には

ラヴェンダーが一枝挿されていた。

いかにもフランスの夏らしい感じがした。

同じ場所から反対側を撮影。

小さなテーブルと洗面台があるだけの

質素な部屋だった。

食堂から撮った中庭の壁。

蔦が繁茂している感じのいい庭だった。

下はなぜか孟宗竹が植えられた

小さな日本風の石庭になっていた。

 

食事は若い修道士が世話係として

そばにいてくれたが特に話をしたわけではない。

沈黙が基本のルールらしく、

音楽が流れる中、黙々と少人数で食事を取った。

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送